麻布中学校・過去問対策コーチング

麻布中学校・算数

試験時間:60分
満点:60点
問題難易度:A(高い順にA・B・C・D・Eの5段階)

算数・過去問傾向分析
麻布中学校・算数の試験時間は60分、満点は60点、全問記述式で解答することが求められるという特徴があります。
ということは、問題からヒントを抽出し、筋道立てて適切な解法を導き出す高い思考力が必要となるわけです。
受験者の考える過程を見ようとする出題者の意図がうかがえる問題形式となっています。
内容としては「平面図形」が重視され、特に相似比・面積比、面積・長さは非常に難解な問題が出題されます。
「立体図形」については図形の構成を問われるような、高度な立体認識能力も求められます。
また、「場合の数」もよく出題されます。
特に、条件整理と絡んだ複合問題として出されるケースが多いです。
その他の単元については5年生までに、基礎・標準レベルまでの知識を磐石のものにしておきましょう。

過去問対策コーチング
麻布中学校・算数の合格目安は65%です!
攻略のポイントは「多角的な思考力」を養成できるかどうかです。
思考力といっても、土台は基礎的な計算力です。
まずは素早く正確に解答できる計算力を5年生までに完成させましょう。
四谷大塚の『計算と一行問題集』などの基礎トレ用のテキストを計画的にこなしていきましょう。
その際、「時間と分量を決めること」と「途中式を書くこと」を心がけて取り組んでください。
入試本番で途中式が求められるという理由もありますが、一番の理由は途中式を書くことによって、間違えたところが明らかとなり、復習効率があがるからです。
また普段から時間と分量を決め、時間配分を意識しながら、問題を解くことによって、緊張感への耐性がつき、計算ミスが減り、解答の正確性が増していきます。
次に、標準レベルの問題まで復習を徹底し、5年生までに単元ごとのばらつきをなくしましょう。
特に平面図形の問題については、問題を見たら解法がすぐに思い浮かぶ状態までトレーニングを積むだけでなく、図形を様々な角度から捉えるようにな多角的な視点を養ってください。
最後に「場合の数」ですが、単純に公式に当てはまらないものが出されます。

麻布中学校・国語

試験時間:60分
満点:60点
問題難易度:A(高い順にA・B・C・D・Eの5段階)

国語・過去問傾向分析
麻布中学校・国語の試験時間は60分、満点は60点、非常に長い文章(5000~8000字)が出題されます。
もちろん記述問題も出され、全体の内容を把握できていないと全く手が出ないレベルの問題となっており、最高難易度といえる内容となっています。
出題内容としては文章のテーマに沿いながら、そのテーマとの関係を考えながら全ての問いに答えていく形となっています。
文章のテーマが高度なものも多く、登場人物の心情を深く読み取る必要があったり、選択式の問題であっても文章構成・文脈・要旨の把握等、正確な読解力が求められます。

国語・過去問対策コーチング
麻布中学校・国語の合格目安は60%です!
攻略のポイントは感覚で解き進めることではなく「技術的な裏づけを持った読解・記述力」を身につけることです。
いきなり過去問に手を出すのでなく、まずは塾の教材等で読解力を磨きましょう。
論説・説明文については「指示語の把握」「接続詞の理解」「意味段落分け」など、文章構成や文脈を押さえる学習を行い、内容を正確につかみとる練習を行ってください。
小説・物語文については上記のポイントに加え、「場面の変わり目」をつかみ、登場人物の心情を把握するトレーニングを重ねて下さい。
随筆分は筆者の「主張」を整理していってください。
このように丁寧に読み込む力を養成した後に、過去問に取り組んでください。
そして、記述力を養成しましょう。
麻布の記述問題は解答欄が必要な要素を盛り込むに足る最低限なものしかありません。
したがって普段の学習の中から簡潔にまとめた文章を書く練習を行ってください。
また「普段から高度な文章に親しむ」ことも重要です。
出来れば読書をしてもらいたいですが、時間的に厳しい面があると思いますので、新聞、雑誌を中心に大人向けの文章に触れるようにしてください。
もちろん、疑問点についてはすぐに聞けるような環境作りをしてあげてください。

※理科・社会の対策は割愛させていただきます。