芝中学校・過去問対策コーチング

芝中学校・算数

試験時間:50分
満点:100点
問題難易度:B~C(高い順にA・B・C・D・Eの5段階)

算数・過去問傾向分析
芝中学校の特徴は、ここ数年、難易度の易化傾向が進んでいることです。
とはいえ、安易に油断するのは危険です。
「受験生のレベルが高いため、基本的なミスが出来ない」という点で、決して楽な勝負にはなりません。
特に二回目の受験日には上位レベルの生徒が殺到するために、厳しい競争となります。
設問数は15問前後で、四則計算、速さ、平面図形、色の塗り分け、倍数算、食塩算など幅広い範囲から出題されます。
前半は大問1の計算問題をはじめとした基本問題が中心ですので、ここで確実に得点できるかどうかがポイントとなります。
特に計算問題は還元算の精度が求められます。
内容をみていくと、「速さ」「平面図形の相似比・面積比」が頻出です。
特に速さについては、単純な旅人算だけではなく、水量変化や比、グラフと絡めた形式で出題されます。
「速さ」「平面図形の相似比・面積比」についてはやや難易度の高い問題も出されますので、注意が必要です。

過去問対策コーチング
芝中学校の算数の合格目安は65%です!(二回目は70%)
そして合格のポイントは「計算力」と「学習バランス」です!!
なんといっても「計算力」の対策です。
塾で貰っている「計算日記」や「計算と一行問題集」などの基礎トレ用テキストを毎日計画的にやり込んでください。
その際、必ず「毎日続けること」と「時間を決めること」を守らせてください。
何日かおきにまとめてやったり、時間を決めずにダラダラやっても効果は上がりません。
やや厳しい時間設定にし、緊張感の中でスピーディーかつ正確に解く練習を積み重ねてください。
「学習バランス」については復習の良し悪しが問われます。
出題範囲が広いからといって、決してテキストを端から端まで満遍なくこなす必要はありません。
まずテキストの問題を難易度を基準に仕分けし、「基本」「標準」問題に絞り込みをかけましょう。
その上で間違えた問題、あいまいな問題を副教材等の類題を使って、復習を行い、穴の潰し込みを行っていきましょう。
基本的には塾で貰ったテキストで十分ですが、必要に応じて四谷大塚の「四科のまとめ」や日能研の「ベストチェック」などを使ってもよいでしょう。
ただし「速さ」と「平面図形の相似比・面積比」については応用的な問題まで練習を積み重ねてください。

芝中学校・国語

試験時間:50分
満点:100点
問題難易度:B~C(高い順にA・B・C・D・Eの5段階)

国語・過去問傾向分析
芝中学校の国語は主に、小説・物語文が1題、論説・説明文が1題出されます。
ただし、年によっては随筆文が出題されることもあります。
2010年度については長めの物語文が出題されました。
テーマについては、ニーチェなどの哲学的な随筆文や恋をテーマにした小学生にとってはやや難易度の高い文章が出題されます。
近年、知識問題よりも記述問題を重視する傾向にあります。
要旨・主題に関わる記述問題が小説・物語文、論説・説明文ともに出題されますので、本文中のキーワードをおさえ、自分でまとめる力が問われます。
全体的には、詳細な読み取りが求められるわけではないので、大意をつかむ読解を意識しましょう。
その他の点としては、書き抜き問題が「句読点・記号を字数に含めない」という珍しい方式なので、注意が必要となります。

国語・過去問対策コーチング
芝中学校の国語の合格目安は65%です!(二回目は70%)
「読解」と「記述」を軸に学習方針を立てましょう。
まずは読解力養成です。
傾向分析でも触れましたが、「ニーチェ」や「恋」などの大人なテーマが取り上げられることが多いため、多くの文章に触れることが必要となります。
とはいえ、忙しい受験生には難しいことかも知れません。
幸いなことに、詳細な読解が求められるわけではなく、大意をつかめばよい問題傾向なので、読解のポイントをおさえた練習を積めば、十分に対応できます。
論説・説明文なら「指示語の理解」「接続詞の理解」「意味段落分け」「要約」、小説・物語文ならこれに加え、「場面の変わり目」を押さえる学習を行い、読解の正確性を養いましょう。
ただし、大人な文章を読む上で、語彙は絶対に必要となります。
漢字・熟語・慣用句などの語句のテキストを毎日のルーチンワークに組み込み、語彙を増やす努力も怠らないで下さい。
記述対策としては、本を読んだ後に「読後ノート」の作成し、要旨・主題をまとめる練習が有効です。
もちろん、やりっぱなしではなく、きちんと添削もしてください。

※理科・社会の対策は割愛させていただきます。